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カリブの楽園で仲間と過ごした夏
 〜ドミニカ共和国派遣記1998〜

dominican rep 事業の概要 9/1〜6 9/7〜13 9/14〜23


活動報告2
(9月7日〜13日)

サン・ホセ・デ・オコアは電気も水もない村。
青年海外協力隊員の活動地であり、植樹活動などの
ボランティア体験をさせてもらいました。
この農村で過ごした2泊3日は、
僕たちのドミニカ訪問のハイライトとなりました。


◆9月7日(月) オコア到着

私たちが一番不安でもあり、楽しみにもしていたオコアへ。
午前中ゆっくりできたこともあり、みんなわりと元気そう。
到着してみると、村民たちが温かく出迎えてくれた。
水を思うように使えない不便や言葉の壁はあるものの(ここでは
英語がまったく通じない)、家の中は清潔で、住民たちもみんな
やさしい。
きっと楽しい3日間が送れるはず・・・。


≪山村オコアの風景。木造の小さな家がみえる≫


≪お土産のシャボン玉で遊ぶ子供たち。
真ん中の少女はアルメルダ。その後ろはお父さんミルトンとお母さんマルタ。
後ろに立つ小さな木造の家でホームステイ≫


≪村から見た山の風景≫


≪お父さんのミルトン≫


◆9月8日(火) 農村体験

途中、馬(ラバ)にのせてもらいながら、
山道を3時間以上かけて登る。山頂は以前山火事が
あった場所で、黒こげの焼け野原が広がる。
松の苗を一人1本ずつ植樹した。
そして頂上ランチ。

それにしても、中腹からは結構つらい。ナタをもって
山道を切り開かないとのぼれない箇所もあった。子供たちは
こんなもの朝メシ前といわんばかりに軽々と登っていく。
オコアの村民たちの協力によってかなり助けられた。
彼らはどんなときでも明るく、前向きで、疲れを知らない。
夜、村の人たちと遅くまでダンスを楽しんだ。
私たちもオコア住民の中へ溶け込んでいくのがわかって
うれしい。

街灯はまったくないが、満月の明かりのおかげで、
電灯なしでも道を歩くことができる。
夜空に満点の星が広がっていた。


≪頂上までハイキング。山登りに慣れてない私たちは
途中でロバにのって中腹まで≫


≪プラタナール山頂より。手前に山火事の跡が≫


≪松の苗を植樹する団員。数年後ここに戻ってきたときに豊かな緑が戻ってますよう≫


◆9月9日(水) 農村体験 ホームステイ最終日

最初のころの不安だったのがウソみたいに、
別れるときは悲しく、せつない。
オコアの人々の温かさにふれ、勇気付けられ、またいろいろと
勉強になった。スペイン語がほとんど話せないので、ホストファミリー
の人たちとたくさん話ができなくて残念だった。もっとしっかり勉強して
おけばよかったと反省。

一つの村に泊まりこんで住民と交流をしつつ生活してみるというのは
大変良い企画であったと思う。大使館やJICAの関係者の方々は現地に
数回足を運び、綿密な準備を重ねたとのこと。これには感謝です。


≪木に登る子供たち≫


≪豊かな自然に囲まれて遊ぶ≫


≪ラファエル村長にお礼の品物を渡す団員。本当にお世話になりました!≫


◆9月10日(木) 広島カープアカデミー、老人ホーム視察、
演劇鑑賞(ドミニカ青年監督・出演)など

午前中、広島カープアカデミーへ。
こんなところにも日本との縁があるらしい。
このアカデミーで養成した優秀な選手たちをプロとして
日本の球界へ送り込む。
設備の維持費は莫大だが、それでも一人か二人プロを
輩出できるだけでも十分見返りがあるという。

午後、サンペドロ・デ・マコリスの老人ホームへ。
ただの老人ホームかと思いきや、知的・身体障害者ばかりが
入院しているのにびっくり。結局、老人ホームというより、
家族が面倒みれないからのけ者にされ、こういうところへ
送られてきたみたいだ。福祉の勉強というより、かわいそうという
気分が先立つ。

昨年の派遣団も同じだったらしいが、ホームのシスターに
よれば、皆住所や名前を聞いていったが誰一人として手紙を
よこさなかったとのこと。たくさんの人に会うと、こっちとしては
一人ひとりの印象が少なくなってしまうが、向こうからしたら
かなり失礼な話なんだろう。
事後活動、しっかりやらないと・・・。

ドミニカにきて早1週間が経過。全体として団員の間に余裕と慣れと
あきらめが生まれてきた様子。言葉の壁はあるものの、日本青年ばかりで
固まらず、ドミニカ青年の中にも積極的に入っていってほしいという
不満もたまってくる。


≪痴呆や身体障害をもつ老人たちの声に耳を傾ける団員。老人ホームにて≫


≪二人劇を演じるドミニカ青年。とても情熱的で哀愁あふれる演劇≫


◆9月11日(金) 市役所訪問、ゴミ処理場視察、
ホームステイ(イベロアメリカ大学参観など)

午前中、ベントゥーラ市長との面会。
若干堅苦しい雰囲気だったが、日本の歌を一曲披露すると、
市長、大喜び。こういう不謹慎さが許されるのはドミニカっぽい。

日本のODAで運営されているというゴミ処理場は、途上国の
環境問題を知る上で有益だった。分別処理されないゴミの
埋め立ては、我々の感覚では問題を感じるが、つい5年前まで
放置されていたことを考えると、この国では大きな前進か。

ホームステイでは各自の興味にあわせてさまざまなドミニカに
触れることとなる。個人的にはホームステイに入ることで、
はじめて日本人一人になり、ドミニカを満喫することができたので
よかったと思う。ドミニカの家庭生活と日本の家庭生活の違いから
学べることも多いはず。


≪サントドミンゴ市長ジョニー・ベントゥーラ氏を表敬訪問≫


≪ゴミ処理場視察。市役所環境担当のカスティーリャ技師より、
日本のODAで購入したという重機など見せてもらいました≫


≪グアカラ・タイナ(地下洞窟)にてメレンゲ・ショー。
ドミニカの伝統的な民族衣装だ≫


◆9月12日(土) 終日ホームステイ(メレンゲディスコ見学、
バスケットボール観戦など)

団員それぞれにビーチや買い物、スポーツ観戦など楽しむ。
ドミニカ青年らは私たちを楽しませるため前もって周到な
準備を重ねてくれていた。せっかくこれだけ仲良くなれた
のだから、帰国後もここで培った絆を忘れず、連絡を取り続けたい。


◆9月13日(日) 終日ホームステイ(旧市街散策、買い物など)

ソナ・コロニアル(旧市街)を歩く。
スペイン人が到達したとき最初に形成された市街地で、
現在では政治・経済の中心というより、歴史的遺産としての
役割や観光地としての側面を有している場所だ。

今日で訪日青年とのホームステイも終了。これまでは
訪日青年だけとの関係だったが、今回彼らの家族との生活を
通して、ドミニカ社会を一歩踏み込んだ形で体験することが
できた。家庭によって経済状況や雰囲気にだいぶ違いが
あったようだが、こういった点についても団員間で話し合い、
ドミニカ社会のさまざまな人や家族について勉強する機会に
なればと思う。


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