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カリブの楽園で仲間と過ごした夏
〜ドミニカ共和国派遣記1998〜
dominican rep 事業の概要 9/1〜6 9/7〜13 9/14〜23
活動報告3
(9月14日〜23日)
2つの大学と1つの小中学校を訪問。
第3週目はドミニカの学生たちや子供たちとの交流が
とても印象的な思い出となりました。
◆9月14日(月) ミラドール・ノルテ国立公園、
汚染河川視察、INTEC大学訪問(フォーラム)
今訪問のテーマである「環境問題」。
今日は一日そのテーマにそった活動を行った。
サントドミンゴの貧困地区、汚染河川の視察では、
そのあまりの汚さに驚いた。ドミニカの人たちは環境に
対する配慮はあまりないらしい。生活用水やゴミはそのまま川へ
垂れ流しだ。
自分たちは今回の訪問でドミニカの自然の美しさを何度も
見てきた。日本は環境先進国で、ドミニカは後進国、という
イメージはあまりない。日本は技術的には上でも、自然本来の
美しさは大きく失われてしまった。だからこそ、ドミニカには
頑張ってもらいたいと思う。日本と同じ道は歩まないでほしいと
思う。豊かな自然をずっと残しておいてほしい。日々の生活で
大変な人たちに環境どうこういうのは難しいのはわかっているが、
気づいてからでは遅すぎるから。
INTEC(サントドミンゴ技術大学)のフォーラムでは、
学者やマスコミ関係者などを含む100名以上の聴衆が出席。
自分たちは環境問題の素人なのに、ドミニカに来るとこれだけ
注目を浴びるのにびっくり。
先進国「日本」のネームバリューはそんなにすごいのか。
自分ももっと日本の環境問題を勉強してくればよかった・・・。
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≪汚染されたイザベラ川。河川沿いに住むスラムの人たちの
貧困と自然環境の悪化は、ここでは表裏一体だ≫
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≪ロス・トリニタリオス・セグンド(河川沿い貧困地域)の風景。
河川沿いの不安定な地盤にひしめくように家が建つ≫
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≪スラム生活の様子について話を聞く団員≫
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≪ロス・トリニタリオス・セグンド(河川沿い貧困地域)の子供たち≫
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≪フォーラムの様子。観客の多さに皆少し緊張気味でした≫
◆9月15日(火) サンティアゴ、タバコ工場、フリーゾーン視察
今日はバスで2時間かけて、ドミニカ第2の都市サンティアゴへ。
ドミニカの産業構造を学ぶプログラムだ。
まずはアウロラ・タバコ工場を見学。ここでは葉巻など
労働集約的な一次産品の加工・輸出を行っている。
ここの経営者一族はドミニカ社会の中でも10指に入る富を築いて
いるという。葉巻を作るプロセスを一つずつ丁寧に見せてもらった。
つづくフリーゾーンでは、Interamerica ProductとDuo Fastという
二つの企業の工場を見学。低賃金労働力を利用し、
繊維の輸入や衣類の加工・輸出等を行っている。
輸出は主に北米向けで、関税上の優遇措置を施される。
こういった形で自国の産業を保護しないと、発展途上国としては
生き残れないということか。
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≪フリーゾーン(非関税特区)にて繊維工場を見学≫
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≪葉巻を作る工場の女性。
同社のタバコはドミニカのシェア95%を占めているという≫
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≪タバコの製造工程を一つ一つ丁寧に見せてもらった≫
◆9月16日(水) マドレ・マエストラ・カトリック大学訪問、
モニュメント・大聖堂見学
マドレ・マエストラ・カトリック大学では、日本文化紹介、
学生たちとの交流がとても印象的な思い出となった。
40〜50人規模の教室で、3グループに分かれて文化紹介。
今回の訪問中の活動は団員10名全員で行うことを
想定していたので、言葉の問題も含めて、若干無理がある。
ぶっつけ本番で臨むこととなったが、皆それなりにベストを
尽くしたと思う。
折り紙作りは好評で、一人ひとりに作っていたら時間がなく
なってしまった。
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≪浴衣姿で抹茶をたてる団員たち≫
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≪興味津々に抹茶を味わうドミニカの生徒≫
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≪誕生会を祝ってもらう団員。水を頭から浴びるのがドミニカ流だとか≫
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≪サンティアゴの大聖堂にて≫
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≪誕生パーティ。ケーキを顔面にかぶる団員(左)≫
◆9月17日(木) 公立イサイアス・フランコ小中学校、
国立病院視察、大使主催夕食会
午前中、小中学校(1〜8年生)を訪問。
日本について事前に予習をしていたようで、各教室で
さまざまな質問を受けた。日本の人口や国旗、着物などに
ついて簡単な説明をし、歌や踊りを披露。
誰かがお土産にもってきた日本の絵葉書にサインをしたことから
熱烈なサインコールがはじまる。放っておいたら一人300人分くらい
サインしなくてはならない状況になった。漢字やひらがなが
珍しいらしい。まるでスターが来たかのような歓迎ぶりには
ちょっと戸惑う。
夕方、サントドミンゴへ戻ってくる。
大使主催の夕食会は今回の訪問の総まとめ。日本団として
予定していた発表時間30分を大幅に超過してしまった。
聞いていた人たちは退屈そうだったが、
通訳を通すとどうしても長くなってしまうのは仕方がない。
自分は「環境問題の根本には文化の違いがある」という内容の
話をした。あとから「とてもよい意見だったよ」と声をかけて
くれる人がいたのが嬉しかった。
今回のドミニカ訪問でお世話になった方々が全員集まった。
自分たちの旅もいよいよ終わりに近づきつつある。
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≪小学校で子供たちに沖縄の盆踊りを披露≫
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≪外国人が珍しいのか学校は半ば大騒ぎに≫
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≪生徒たちが事前に勉強のために作った日本の地図≫
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≪子供たちに話しかける団員≫
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≪赤澤大使との夕食会。大使公邸、ディナーともとても豪華≫
◆9月18日(金) ハイティッセス国立公園、トロピカル・プランテーション視察
朝7時出発でハイティッセス国立公園へ。ドミニカの誇る
豊かな熱帯雨林。途中激しい雨が降ったが、プランテーションでの
スコーンは熱帯環境ならではだ。どこまでも続く豊かな
マングローブは多くの生物種を住処となっている。これだけ
豊かな自然をずっと大切にしていってほしいと思う。
プランテーションで雨宿りをしながら、歌や踊りの披露。
いつでもどこでも歌ってしまうのは、我々がすでに十分
ドミニカナイズされてしまった証拠だろう。
今日は疲れがたまっているせいか、バスの中で
みんなよく眠っていた。明日からはボカ・チカ。
ゆっくり羽を伸ばそう。
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≪豊かなマングローブの原生林が広がる≫
◆9月19日(土) ボカチカ
ドミニカで過ごす日も、残すところあと2日。皆疲れては
いたが、ドミニカにきてはじめてのショッピング。訪日青年らに
旧市街にあるお土産屋さんに連れて行ってもらった。団員
ここぞとばかりに大量に買い物をした。値引き話に花を咲かせる。
ボカ・チカではホテルについて一息、みんなでホテル内の
ディスコテカへ行ってメレンゲを踊った。ヘタクソだが、
外人レベルとしてはこんなものなのだろう。
ドミニカを離れたくない、とみんなしきりに話していた。
みな旅の終わりを意識しつつある。
◆9月20日(日) ボカチカ
終日フリー。プールへ行く者、ビーチへ行く者、
部屋でゆっくり過ごす者など、ばらばらに行動。
思い思いにのんびり過ごすことができた。
ビーチに横になりながら、青いカリブ海を眺め、
照りつける太陽のぬくもりを肌で感じる。
のどが渇いたらバーに行って好きなドリンクを注文。
平和なビーチでのバカンスだ。
明日ドミニカを発つという実感はなぜかわいてこない。
最後の夕食はドミニカ青年団のメンバーに勧められた
レストランでみんなでとった。
◆9月21日(月) NYへ移動
ドミニカを去る。
今日は皆口数が少なかった。
空港には訪日青年らが見送りにきてくれていて涙をさそう。
あまりにもたくさんのことがあった。
これだけ短期間に、これだけのプログラムを詰め込み、
これだけの場所を見てまわったことはかつてない。
つまらないプログラムもあったし、勉強になるプログラムも
あった。いい出会いもあったし、短すぎる出会いもあった。
これを日本に持ち帰って、自分の中で整理するのはとても
時間がかかる。
ドミニカで過ごした3週間。この夏の経験を
通して、自分の中に何か新しい芽が芽生えつつあるのだろうか。
友人たちに囲まれているという安心感と、これからの人生への
少しばかりの希望をたずさえて、空港を後にした。
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